若者の活躍

飛行機

皆さんこんにちは!

今日は、世界のベンチャーを担うであろう若い力を紹介します。

世界の学生50人からなる最強のチーム

AERODELFT 学生チームが水素動力航空機を発表

オランダのデルフト工科大学の学生は、液体水素を燃料とする航空機のプロトタイプ

を作成し、今年後半に飛行試験を開始する準備をしています。フェニックス PT モデ

ルは、今日航空機を発表した 17 カ国からの約 50 人の航空宇宙学生からなる大学の

エアロデルフト チームによって過去 2 年間にわたって開発されてきました。

最大離陸重量がわずか 50 kg (110 ポンド) のこの航空機は、新しい航空機に関連する

推進力、複合構造、電子制御、および認定の課題を学生に経験させるための研究プロ

ジェクトとしてのみ構成されています。グライダーのように見えるこのデザインは、

6 メートルのスパン (20 フィート弱) の長い翼と、長さわずか 2.9 メートルのはるかに

短い胴体を備えています。

エアロデルフトは今春、バッテリー電源だけでフェニックス PT を飛ばす予定です。

夏までに、秋に液体水素燃料で最初の飛行を行う前に、作業が容易であると考えられてい

る気体水素でプロトタイプを飛行させる準備が整う予定です。

後の段階で、エアロデルフトは、2 人の乗客を運ぶことができる大規模な水素動力の航空

機を製造することを目指しています。その目的の 1 つは、液体水素の 1 つのタンクで

オランダからスペインまでの飛行に十分な距離を達成することです。

プロジェクトのスポンサーには、Akzo Nobel、Nova Reparta、NLR (オランダの航空

宇宙研究機関)、Arena Aviation Capital、および TNO が含まれています。

「フェニックス」水素動力航空機の最初のプロトタイプを飛行

デルフト工科大学の学生チームは、フェニックス水素動力航空機の最初の試作品の飛行

に成功しました。

エアロデルフトの学生チムは遠隔操縦のフェニックスプロトタイプと 2 人乗りのフェニ

ックス・フル・スケールの2 機の水素動力航空機を開発することにより、従来の航空燃料

の代替として液体水素の使用を促進することを目指しています。

無人プロトタイプの最初の飛行は電池で駆動される予定ですが、チームは 2025 年までに

有人液体水素動力航空機を開発することを目標に、液体水素よりも扱いやすい気体水素

に移行することを計画しています。 

プロトタイプの翼幅は 6 メートル (20 フィート)、重さは 40 キログラム (88 ポンド) で

す。

より大きな対応物であるフェニックス フル スケールは、翼幅が 18 メートル (59 フィー

ト)、重さが 1,100 キログラム (2,400 ポンド) あります。学生たちは、キットで組み立

てられた Sling 4 複合飛行機を使用して、この 2 人乗りの飛行機を作成しました。 

今後数か月で、さらに多くのデータを収集し、航空機に慣れるために、バッテリーで

さらに多くの飛行を行う予定です。その後、2023 年に気体水素飛行が予定されています。

AeroDelft の Phoenix Full Scale 航空機

フェニックス水素動力航空機

垂直飛行協会が EVTOL 航空機設計の大学生を表彰

ミシガン大学の若いエンジニアのチームが、今年の垂直飛行協会 (VFS) の設計、製造

垂直飛行のコンテストで優勝しました。最大離陸重量が 20 ポンドを超えない遠隔操作

式の無人電動垂直離着陸機の製作を学生に課すこのイベントには、7 つの学術チームが

参加しました。

1943 年にアメリカ ヘリコプター協会として設立された技術協会である VFS は、ミシ

ガン州のチームに 2,000 ドル(27万円)の最高賞金を授与しました。2 位はメリーラ

ンド大学 ($1,000)、3 位はオハイオ州立大学 ($500) でした。特別賞は、モントリオ

ールのマギル大学、オレゴン州立大学、ペンシルバニア州立大学、ニューヨークのボー

ン航空技術大学に贈られました。

残念ながら、進行中の コロナの制限により、通常のフライオフ イベントは開催できま

せんでした。VFS の審査員は、最終的なテクニカル レポートとバーチャル プレゼンテ

ーションに基づいて学生を評価しました。

通常、イベントは、戦闘能力開発コマンド陸軍研究所の一部である、メリーランド州

アバディーン近くの米陸軍のロボティクス研究コラボレーション キャンパスで開催され

ます。陸軍は、VFS と 5 年間の教育パートナーシップ契約を結んでいました。

コンテストでのグループの目的は、実践的なスキルを開発し、大学生に eVTOL 航空機

と高度なエア モビリティ業界を理解してもらうことです。この分野で拡大している複数

の新興企業では、エンジニアリング スキルの必要性が高まっています。

合計で、VFS は今年のコンテスト中に $5,500 の賞金を授与しました。2020 年 12 月に

7 つのチームのそれぞれが予備レポートを提出したとき、ミシガン大学が 1 位 (賞金 750

ドル)、オレゴン州立大学とオハイオ州立大学が 2 位 (それぞれ 500 ドル)、メリーランド

大学が 3 位 ( 250ドル)でした。

University of Michigan

ミシガン大学の工学部学生チームは、小型の eVTOL 無人機の設計で垂直飛行協会の最優秀賞を受賞しました。(写真:垂直飛行協会)

JOBY は NYC の AVIATION HIGH SCHOOL と協力

カリフォルニアを拠点とする eVTOL 開発者の Joby Aviation は、ニューヨーク市の

Aviation High School と提携して、「飛行の電気時代」に向けた次世代の航空機エン

ジニアの育成を支援していると、同社は今週発表しました。 

Joby といくつかの競合企業が、この 10 年間の終わりまでに数千台の eVTOL エア

タクシーを運用することを計画しているため、エンジニア、メンテナンス技術者、

およびその他のタイプの航空専門家の必要性が高まるでしょう。Joby とのこの新しい

パートナーシップを通じて、Aviation High School の生徒は、急成長中の eVTOL 業界

で有利なスタートを切ることができます。 

1936 年にニューヨーク市のクイーンズ区にあるロング アイランド シティに設立された

Aviation High School は、米国連邦航空局 (FAA) によって認定された航空機整備技術者

を養成する公立学校です。ニューヨーク市の 5 つの行政区から 2,000 人以上の学生がこ

の学校に通っています。

「電化とエア タクシーが航空業界に革命を起こそうとしています。私たちは、Joby と提

携して、これらの最先端技術を使って仕事をし、ニューヨーク市の才能ある若い男性と女

性がキャリアで成功するための準備をするよう学生を鼓舞し、訓練できることを嬉しく思

います。明日の航空界です」と航空高校の校長であるスティーブン・ジャクソンは言いま

した。

「Aviation High School と Joby Aviation の間のような業界パートナーシップは、私たち

のキャリアパスプログラムが刺激的で、学生の興味に関連し、卒業後の人生のために若者

を準備するのに価値があることを保証するための鍵です」とニューヨーク市の学校は言い

ました。

最近、本社をサンタクルーズの新しい施設に移転したJoby は、最近、高校に 4 台のバー

チャル リアリティ シミュレーターを納入し、同社の eVTOL 航空機をバーチャルに操縦

する機会を学生に提供したと述べています。

さらに、このパートナーシップについて私たちが本当に特別だと考えているのは、

AVHS の教員と協力して電気推進やその他の新しい技術を学校のカリキュラムに組み込む

機会であり、彼らは電気時代の飛行について訓練を受けた最初の整備士の 1 人になるで

しょう。

JobyのeVTOLは、最大 150 マイル (240 キロメートル) まで 4 人の乗客を運ぶように

設計された完全電動の有人航空機です。Joby によると、これまでにプロトタイプで

1,000 回以上のテスト飛行を完了しており、2024 年後半または 2025 年に旅客運航

を開始して、2024 年に型式認証を取得することを目指しています。 

Joby によると、学校の 100 人の生徒が、基本的な空気力学と操縦技術を教える Joby

のオンラインの Private Pilot Ground School コースにすでに登録しています。

1月、Jobyは、教育プログラムの「ベータテスト」として、従業員とその家族専用の

Joby Aviation Academyを立ち上げました。当時、同社は400 人以上がプライベート

パイロット グラウンド スクール コースに登録したと発表しました。このコースは、

Joby の従業員、その近親者、および航空高校の生徒のみが利用できます。 

まとめ

欧米を中心とした航空先進国は、学生の頃からこの様に飛行機や最新の機械に

触れ合うチャンスや機会を積極的に作っています。そうして次の新しい時代へと

技術やイデオロギィの伝承を行っているのです。

日本の教育を悪くいうつもりはありませんが、統一された小中高の教育は平均的な

人間を育成するには優れていると思います。大学入試や一般的な国家試験など

記憶力のいい人が合格するシステムです。自由な発想はなかなか生まれずらい

日本の現状が今後世界から取り残されないようにと願う私です。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

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