ドロニはマイアミの空を飛ぶ

ドローン、空飛ぶ車

皆さんこんにちは!

今日はアメリカのDORONI(ドロニ)という会社を紹介します。

Doroni Aerospace(ドロニ エアスペース)

Doroni Aerospace(ドロニ エアスペース)

Doroni Aerospace(ドロニ エアスペース:以下ドロニ)はアメリカ・フロリダ州コー

ラル スプリングスに拠点を構える空飛ぶクルマの会社です。

コーラルスプリングス地図

フロリダ州コーラルスプリングス地図

コロラド州コーラルスプリングスは、リゾート地でマイアミビーチのすぐそばになります。

マイアミビーチ

コーラルスプリングスの気候は4月から9月は雨量が多く、1月と2月が最も少く、1月と2月の

平均降水量は2.8インチ (71 mm) で、6月は7.3インチ (185 mm) です。ハリケーンシーズ

ンは6月から11月で、9月が最も発生確率の高い月です。過去に何度か大型のハリケーンが上

陸して大きな被害を受けています。

Doroni H1

ドロニが開発している航空機は、Doroni H1(ドロニ H1)という2 人乗りの個人用 eVTOL

航空機です。

このプロジェクトは 2016 年に単座の設計を開始し、見込み顧客からのフィードバックを得た

後、積載量を増やすように調整されました。2022年末までに飛行試験を開始することを視野

に入れ、2022 年 6 月までに本格的なプロトタイプの構築を完了する予定であると語って

いました。(2021年1月時点)FAA の軽スポーツ航空機の規則に基づいて、所有者が操縦する

ためにパイロットの免許を必要としないように、車両を認定することを目指しています。

代わりに、15 時間の訓練と 5 時間の単独飛行を行うだけで済みます。同社は、認証の取り決

めに関してFAAとの交渉を開始しており、2024年に納入を開始することを目指しています。

計画では、生産初年度に 22 台の H1 を生産し、5 年目には 700 台以上に増加する予定です。

2022 年 1 月の時点で、同社は 472 人の個人投資家から 427,000 ドルを調達しています。

米国の設計特許を取得しており、空気力学の側面をカバーする特許申請中です。

推定小売価格 195,000 ドル(約2500万円)で販売を予定しています。

現在有効な運転免許証を持っていて、20 時間のトレーニング コースを修了していれば、

誰でも飛行させることができ、機体がコンパクトであり標準的な 2 台分のガレージに駐車す

ることができます。直感的で使いやすい航空機制御システムを使用して設計されており、

4 軸の動きで複数のローター航空機を自動安定させます。その空力機能は、ドローンと航空

機の良いところの要素を組み合わせています。

何よりもまず、ダクテッドプロペラは、家族や子供が遊んでいる近くのエリアで、前庭に着陸

したり、標準的な2台の車庫に駐車したりできる空飛ぶ乗り物にとって絶対に必要です。

ドロニ H1 には、機体パラシュートや、360° 衝突防止センサー、ライダー、気圧計、風が強い

状況でも航空機が高度と位置を維持するのに役立つオプティック フロー カメラなどのさまざま

なセンサーも装備されます。オプティック フロー カメラとは、機体前方部に付いていて、人や

他の車両の動きを3次元的に捉えることができるシステム(カメラ)です。

他にも複数の冗長バッテリー、緊急エアバッグ、揚力と安定性の向上、10 個の独立した推進シ

ステム、エネルギー吸収着陸装置等が標準装備されています。

Doroni H1(ドロニ H1)

操縦体験

ドロニは、2022年7 月 25 ~ 31 日にウィットマン地域空港の実験航空機協会 (EAA) AirVenture

Oshkosh(エアベンチャー オシコシ) 2022 で仮想現実 (VR) 体験を備えたドロニ H1 パーソ

ナル eVTOL航空機 の完成したコックピットを公開しました。

参加者は、コックピットに乗り込み、ストラップを装着して操縦桿を操作し、H1 ダッシュボード

フライト & ナビゲーション システムを体験することができました。オンボード ダッシュボード

では、タッチスクリーン モニターを使用して、ナビゲーション、着陸、カメラ、照明、換気、

ムード照明、ワイパーなど、飛行とユーザー エクスペリエンスが操作できます。

左利きまたは右利き用に相互にミラーリングされたデュアル コントロール スティックに加えて、

ダッシュ システムには、エンジン スタート ボタン、ドアを制御するための左右のボタン、およ

び RFID センサーも含まれています。

RFID センサー

RFIDとは、電波を用いてRFタグのデータを非接触で読み書きするシステムです。バーコードで

の運用では、レーザなどでタグを1枚1枚スキャンするのに対し、RFIDの運用では、電波でタグ

を複数一気にスキャンすることができます。電波が届く範囲であれば、タグが遠くにあっても読

み取りが可能です。

ユーザーは、オンボード コンピューターから「ドロニ システム チェック」や「ドロニ 離陸準備完

了」などの音声を聞くことができます。

参加者は、VR ヘッドセットを使用して、完成した H1 コックピット内に座り、ドロニ H1 eVTOL

の離陸、飛行、着陸の体験をシミュレートすることができました。

10 歳から 70 歳までのフライト愛好家からは圧倒的な肯定的な反応があり、多くの人がこのシステ

ムがいかに使いやすく直感的であるかを挙げています。

VR体験風景

まとめ

ドロニが、なぜマイアミのリゾート地に本社を構えているのかは、想像の域ですが

世界の富裕層に対してのデモンストレーションの様に見えてくるのです。

それとは別に、フロリダは気候的に穏やかで、飛行試験には持って来いの場所では

有ることは確かです。誰でも乗れるような空飛ぶクルマの登場には大賛成です!

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

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