皆さんこんにちは！
今日は、沖縄を除いて秋晴れの良い天気ですね。
関東地方から西日本では、ひょっとしたらひこうき雲が見えたかもしれませんね。
今日はそのひこうき雲について解説していきます。
ひこうき雲
ひこうき雲とは？
ひこうき雲、正式名称は航跡雲（こうせきうん）と言います。
名前の通り飛行機が通った後にできる雲だからです。
ひこうき雲ができるわけ
ひこうき雲ができる理由については次の2つがあると言われています。
1．排気ガスが作る雲
ひこうき雲ができやすい条件
ひこうき雲ができやすい条件、というのもあります。そのひとつが、空気が湿って
いるということです。つまり水蒸気が多く、これから雨が降る可能性が高いという
ことです。乾燥している空では、ひこうき雲はすぐに消えてしまいます。このこと
から、ひこうき雲が長く空に残っている場合は、天気が下り坂になっているといえ
るようです。
雲
雲は何からできているのでしょうか？
雲は、水や小さな氷の粒の集まりでできています。目には見えないほど小さい
けれど、みなさんが吸っている空気中にも水蒸気が含まれていて、急にその空気
が冷されると、それが水や氷になります。たとえば、冷えたコップのまわりに、
水の粒や水滴が出てくることがります。それと同じで、気温が低い上空で水の粒
と氷の粒がたくさん集まると、雲になります。
どうして雲は白く見えるのでしょうか？
寒いときに息をはくと、はいた息が白くなります。雲が白く見えるのは、これと
同じです。息の中のあたたかい水蒸気が、さむい外に出ることで急に冷やされ、
目に見える小さな水の粒になります。小さな粒がたくさん集まると、白く見え
ます。
ヤカンに入れた水を沸かして、お湯になると、白い湯気が出てきます。
これも同じです。ヤカンの中にあったあたたかい水（水蒸気）が、ヤカンの外に
出ると急に冷やされて、小さな粒になって白く見えます。
雲の色
空に浮かんでいる雲の色は、白色とは限りません。黒い雲もあります。
これは、雲の厚さもありますが、太陽の光も関係です。
雨を降らす雲は、厚い雲ですので太陽の光を遮って黒く見えます。
飛んでいて上から見る雲は、日中は太陽光が当たっているのでほとんど
白く見えます。
天気が悪くなる雲
ひこうき雲
ひこうき雲が長く残っているときは、上空に水蒸気が多いという証拠です。
水蒸気が多いと言うことは雲ができやすくなっていると言うことです。
笠雲、つるし雲（レンズ雲）
富士山の上に覆い被さるように、滑らかな形状の雲が出ています。このような
雲が「笠雲（かさぐも）」と呼ばれます。
上空を流れる湿った空気が山の斜面にぶつかることによって、強制的に上昇し
て雲ができます。このとき、上空の風が強いと、風上側の斜面で雲が発生。
風下側の斜面では雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによ
って、山頂付近で雲が止まって見えます。
また富士山の風下には、まるで空飛ぶ円盤のような滑らかな形状の雲が出ていま
す。このような雲が「つるし雲」と呼ばれます。
富士山山頂付近で強い西風が吹いている時、山を越えた湿った風がその風下でも
波打ち続け、強制的に風が上昇している部分で雲ができます。笠雲と同様に、風が
上昇する場所で雲が出来て、風が下降する場所では雲が消えていくという現象を
絶え間なく繰り返すことによって、同じ場所で雲が止まって見えます。
笠雲やつるし雲が発生する条件は、上空に水蒸気が多いこと（雲ができやすい）
風が強いことが上げられます。
この様なときは、富士山や高い山の風下をなるべく飛行しないようにします。
理由は、風が強く気流が悪いためです。
まとめ
今日はひこうき雲は見えましたか？また、長く伸びていましたか？
関東地方は、明日の天気は下り坂という予報です。
私が戦闘機に乗っていたときは、このひこうき雲は相手（敵）から発見しやすく
とてもやっかいなものでした。ドッグファイトをやるときは天気も味方に付けた
方が有利になります。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできるを楽しみにしています。
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