スカンジナビアの翼

飛行機
【北欧风情】SK995 SE-RSE

皆さんこんにちは!

スエーデン、デンマーク、ノルウェーの3国を合わせてスカンジナビア諸国と言います。

広くは氷の島グリーンランドを含みます。

スカンジナビアの代表的な航空会社は、スカンジナビア航空(SAS)です。

今日は、そんな北欧のエアラインを紹介します。

スカンジナビア航空

歴史

スエーデン、デンマーク、ノルウェーの3国が共同で運航している航空会社が

スカンジナビア航空(SAS)です。本社はスエーデンのストックホルムに

あります。

出資比率はスウェーデン4、デンマークとノルウェーがそれぞれ3の割合となっ

ています。1946年に正式にスカンジナビア航空として設立されましたが、

1980年代にヨーロッパやアメリカの規制緩和により経営が悪化。その後支援を

受けて立て直しました。

2019年、2022年のパイロットによるストライキの影響により再び経営が悪化

します。2022年7月5日、パイロット組合との労使交渉決裂により連邦倒産法第11条

の適用を申請し、再建を目指し運航継続しますが、組合ストによる運航に影響が出る

可能性があるとして破綻による事業再編で長距離機材を数機リース返却したことで

運航機材A350はアジア、ニューアーク線限定運用となりニューアーク線以外の北米線

はA330運用一部A320シリーズで運航しています。

再建へ

コペンハーゲン カストラップ空港、ストックホルム アーランダ空港、オスロ ガーデ

モエン空港の 3 つの主要ハブ空港を運営しています。スカンジナビア航空 (SAS) の

ネットワークは、スカンジナビアおよびヨーロッパ内の広範な地域サービスと、アジ

アおよび北米への国際サービスで構成されています。

SAS Forward 再建計画の一環として、SAS は 2022 年 7 月に米国連邦破産法第 11

条に基づく破産保護の申請を自主的に申請しました。この手続きにより、同社は労働

協約を再交渉し、会社の債務を再編し、保有機材を再構成することが可能になりました。

3月19日のニューヨーク破産裁判所の承認を受けて、同社の持ち株会社は3月27日に

スウェーデンで米国連邦章11の手続きの要件である更生手続きを開始しました。

SASは2024年上半期の終わりまでに再編手続きが完了する予定です。

同グループの破産からの脱出は、エールフランスKLMオランダ航空、ヘッジファンド

のキャッスルレイク、投資運用会社リンド・インベスト、デンマーク国からの12億ド

ルの資金で賄われる予定。

スターアライアンス加盟のSASスカンジナビア航空は、デンマークの首都コペンハーゲ

ンからライバル連合スカイチームの重要拠点であるアトランタまでの新たな大西洋横断

路線の開設を計画しています。

同社は6月17日より、コペンハーゲン空港(CPH)とアトランタ・ハーツフィールド・

ジャクソン国際空港間の便を導入し、夏の間はエアバスA330-300型機を使用して毎日

運航する予定です。 A350-900 の冬季期間中は、運航便数が週 5 便に減便されます。

デルタ航空の主要ハブ空港であるアトランタは、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、

ニューアーク、ニューヨーク、サンフランシスコ、トロント、ワシントン行きの便と

並んで、SASが運航する北米9番目の目的地となります。

この動きは、スカンジナビアの航空会社が提携先をスカイチームに切り替える前にネッ

トワークを再調整するための第一歩となります。 SASは10月、エールフランスとKLM

オランダ航空が主導するコンソーシアムが株式取得に合意したことを受け、1997年に

同社が共同設立したグループであるスターアライアンスから離脱する新たな所有構造案

を発表しました。

「デルタ航空との協定により、乗客はアトランタからデルタ航空が運航する他の目的地

への旅を続けることができます」とSASの社長兼最高経営責任者(CEO)のアンコ・フ

ァン・デル・ヴェルフ氏は語ります。 「この開発は、SASの乗客向けのサービスの拡大

を意味し、乗客はアトランタから便利にアクセスできる、米国南部、カリブ海、ラテン

アメリカのいくつかの新しくエキサイティングな目的地に到達することを楽しみにして

います。」

エア・グリーンランド

ヌーク空港グリーンランド

クレジット: グリーンランド航空

エア・グリーンランドはデンマーク領グリーンランドのヌークに本社を持つ公営航空

会社です。多くのグリーンランド域内航空路を運航し、コペンハーゲンへも運航して

います。また、グリーンランド全域において、チャーター便の運航のほか、航空機

による捜索や救難活動、救急飛行なども行っています。

エア・グリーンランドは、1960年11月にグリーンランドエアー (Greenlandair) と

して、スカンジナビア航空と鉱山会社によって創設されたのが始まりです。1962年

にグリーンランド自治政府とデンマーク政府による公営企業となりました。

保有機材としてA330-800を持っています。

A Christmas Delivery? Air Greenland's A330-800 Completes Customer ...

デンマーク王国の一部である島国グリーンランドは、3つの新しい空港に50億デンマ

ーククローネ(7億2,000万ドル)を投資しています。グリーンランドの首都ヌーク国

際空港と同国の観光の中心地イルリサット空港には40億DKKが捧げられています。

3 番目の空港はカコルトクにあり、グリーンランド南部にあります。 3 つの空港は

すべて既存の空港を置き換えています。エア グリーンランド CEO のジェイコブ ニッ

ター ソレンセン氏は、この変更が航空会社にとって何を意味するかを説明します。

グリーンランド航空にとって重要なサマーシーズンはどうでしたか?

順調に進みましたが、何度も天候の乱れに見舞われました。それにもかかわらず、私た

ちはヘリコプターを含む艦隊全体で優れた技術的信頼性を達成し、運用全体を安定させ

ることに成功しました。今年の主な課題は気象関連でしたが、昨年は資源、技術的側面、

サプライチェーンの問題が含まれていました。ここ数年の夏、私たちは嵐、低い雲、雨、

霧が増加するなど、異常な悪天候に遭遇しました。当社のネットワークでは、ほぼ毎日、

気象関連の問題が発生しています。ただし、グリーンランドは広大な国であることに注

意することが重要です。

エア グリーンランドは、世界中で数少ないエアバス A330-800 を運航する航空会社の

1 つです。航空機にどの程度満足していますか?

航空機は非常に優れた性能を発揮しています。私たちは [A330-800] を気に入っており、

乗客も同様です。効率の向上はエアバスが約束したものよりもさらに優れています。冬に

は航空機の運航が少し減るのは事実ですが、この季節には悪天候も多くなり、天候不順も

多くなります。これにより、悪天候による遅延に柔軟に対応できるようになります。

ヌークに新空港がオープンすると、A330の便がたくさん飛ぶことになる。当社の航空機

は夏期は毎日運航しています。コペンハーゲンからイルリサットへの直行便も計画してい

ます。そのルートがウェットリース航空機で運航されるか、それとも当社独自の機材で

運航されるかは、時間が経てばわかります。

エア・グリーンランドもA320neoを検討しますか?

グリーンランドの現在の主な制約はホテルの収容人数です。ホテルの部屋が確保できな

いため、ハイシーズンに航空機の収容力を追加しても意味がありません。現在の戦略は、

ホテルの投資家にホテルが年間を通して持続可能なビジネスであることを理解してもら

うために、ローシーズンにトラフィックを増やすことです。私たちはすでに路肩と冬期

の建設に成功しており、新しい空港によってさらに改善されています。冬、秋、春に成

長率が見られ始めると、投資が行われ、生産能力を追加するための基礎が提供されるで

しょう。私たちはどの航空機がグリーンランド航空に最適であるかを分析しています。

A320neo は高価ですが、A320ceo よりも優れた選択肢です。 A330 が当社にとって

適切な投資であったのと同様に、A320neo は少し時期尚早です。

自分のホテルを建てる計画はありますか?

北グリーンランドのイルリサットにホテルプロジェクトがあります。私たちは一種の

インキュベーターとしての役割を果たそうとしており、他の投資家がヌークに来てく

れることを期待しています。イルリサットでは、ホテルのインフラ整備に関して民間

投資家は誰も何もしていないようです。客室数は約160室を予定しております。

160 室のホテルはナローボディの運用に適しています。

新しい空港の建設に応じて、同社はどのような変化を起こしていますか?

インフラストラクチャには多くの変化があります。当社は多額の資金を投資して、貨

物施設、グランドハンドリング、住宅を拡張しています。商業面では、グリーンランド

へのアクセスの可用性が増加し、競争が激化しているため、当社は製品を調整し、顧客

サービスに取り組んでおり、国内ネットワークに大きな変化が生じることになります。

コペンハーゲンへの現在の玄関口であるカンゲルルススアーク空港はどうなりますか?

デンマーク軍はカンゲルルススアークに移転し、国内空港として維持します。国際線で

も利用できるかどうかはまだ分からない。ヌークの新しい空港は状況を一変させるもの

となるでしょう。

通信事業者にとっての最大の課題は何ですか?

ハブを変更する必要があるため、地理的にも、人や機器を移転する必要があるため物理

的にも、新しいインフラストラクチャの準備が進められています。さらに、新しい機器、

プロセス、ルーチン、手順、製品、スケジュールなど、基本的にすべての準備が整って

います。米国への就航も目指していますが、輸送能力に関する制約があります。米国へ

のルートを確立することはできますが、それは乗客を一方の端からもう一方の端に移動

させるだけであり、無意味になります。作戦全体を拡大する必要があるのは確かです。

スカンジナビア半島

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スエーデン、デンマーク、ノルウェーを含めた北欧地域をスカンジナビアと呼んで

います。

スカンジナビアは、ヨーロッパ屈指のアウトドア天国としても広く知られた地域で

す。その美しい自然環境とハイセンスな街並みから、旅先として根強い人気を誇る

北欧スカンジナビア。北欧の北極圏周辺は、国境を越えてひとまとめにラップランド

と呼ばれ、北欧諸国の人々にとっても特別な場所です。

観光の目玉の一つは、オーロラです。

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北欧の冬は、沖合を流れる暖流の影響から気温-10℃〜-20℃と北米ほど冷え込みません。

北米のアラスカ、カナダ北部と比べて暖かく(笑)気軽にオーロラ鑑賞ができるのは北

欧ならではです。北米のピークは-20℃〜-40℃です。

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そして大自然が満喫できるフィヨルド。

フィヨルドは、氷河による浸食によって形成された複雑な地形が海に沈んだ入江、湾の

ことです。ノルウェーで生まれた言葉です。フィヨルドはアラスカやチリ、ニュージー

ランドでも見ることができますが、やはりノルウェーのフィヨルドこそが真のフィヨル

ドであり、最も有名です。

ノルウェー最大の見所とされる観光名所「ソグネフィヨルド」などは、オスロからアク

セスの良いノルウェー南西部に集中していますが、北極圏でも立派で美しいフィヨルド

は見られます。何より北極圏は雪化粧の期間が長く、またオーロラや白夜とのコラボレ

ーションという、ラップランドならではの絶景が楽しめます。

まとめ

スカンジナビア航空は、現在再建中です。今年の夏には、新しいアトランタ路線に加

えて、コペンハーゲンからボストン・ローガン国際空港、ニューヨーク・ジョン・F・

ケネディ国際空港(JFK)、トロント・ピアソン国際空港への便数を増やすことを計

画しています。

日本の感覚からすると、アメリカまではかなり遠いイメージがありますが、スカンジナ

ビア半島からは大西洋を渡れば良いだけの距離です。

また同時期にイタリア、モンテネグロ、スペインのレジャー目的地への便を含む9つの

新しいヨーロッパ路線が含まれる予定です。

年配の方なら、TBSの「兼高かおる世界の旅」(1959年~1990年放送)でパンナム

(米)からSASがスポンサーになった(1985年~)のを覚えている方もいらっしゃる

でしょう。そんな、飛行機の旅を教えてくれたSAS。完全なる再建を待っています。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

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