皆さんこんにちは！
今日は、アメリカカリフォルニアに本社を持つ、貨物専用のＵＡＭ
（アーバンエアモビリティ）の会社セイバーウイングを紹介します。
セイバーウイング
レーガルＲＧ-１
レーガルＲＧ-１は、垂直離着陸 (VTOL) 機能を備えた高効率の全天候型運用
を提供する新世代の地域貨物 UAV です。1000 nm / 1850 km の距離で最大
5,400 lbs / 2,455 kg の VTOL ペイロードを搭載し、巡航速度は 200 ノット
/ 370 kph です。貨物室は機首から簡単にアクセスでき、LD-1、LD-2、LD-3
貨物コンテナ、またはコンバーチブル ローラー フロアを使用したバルク貨物
を運ぶことができる機体です。
この航空機は、Safran (ターボシャフト モーター)、Leonardo Aerospace (ア
ビオニクス)、Toray (複合材料)、Garmin (ナビゲーション)、Attollo Enginee
-ring (LIDAR)、Spider Tracks (リモート ポジショニング)、US Cargo Systems
(貨物フロア) と共同で開発されました。カリフォルニア州チャネル諸島、オハ
イオ州立大学、UCLA、オクラホマ大学によるソフトウェア開発。Rhaegal は、
市場で世界最高のクラス最高の燃料およびメンテナンス効率の貨物 UAV です。
そして、日本のメーカーのＴＯＲＡＹ（東レ株式会社）が機体の複合材を提供
しています。
レ－ガル Ｂ（ブラボー）
レ－ガルは、捜索救助、消防、災害救援、医療品の配送 (冷凍ワクチンを含む)、
さらには燃料や水の配送など、重量貨物以外にもさまざまな任務を遂行できます。
レーガル Ｂは、航空会社が貨物に使用するのと同じ種類の ULD (Unit Load
Device) 貨物コンテナを 10 個以上運ぶことができる唯一の貨物 UAV です。
この機体は、地上と空中の両方で「リーファー」と呼ばれる冷蔵貨物コンテナ
に電力を供給することもでき、675 立方フィートを超える貨物スペースがあり
ます。
セイバーウイング
セイバーウイングは、米国カリフォルニア州カマリロに本社を置く無人重量
物運搬用商用貨物飛行機のメーカーです。創立は２０１８年です。
セイバーウイングは、シリコン バレーにある同社のドラゴンワークス ラボ
で革新的な技術を生み出し、新時代の高度な無人貨物航空機を開発しています。
最高経営責任者のエド・デ・レイエスは、空軍を退役した退役軍人であり、
起業家であり発明家であります。彼にはいくつかの特許と特許出願中のもの
があります。エドが開発した重要な技術のいくつかは、航空分野に直接関連
するものばかりです。例えば、燃料をまったく燃焼させない独自の窒素動力
タービン エンジンの特許が含まれます。
そして役員の中に斉藤一典氏が名を連ねています。齋藤氏は、日本の作家、
講演者、エンジェル投資家です。彼は、日本のダウ・ケミカルの経理担当者
や日本の金融庁の公務員などの役職を含め、財務および会計の分野で卓越した
キャリアを築いてきました。現在は成長戦略のハンズオン支援やスタートアッ
プの資金調達支援を行っています。
セイバーウイングは現在、世界食糧/世界保健プログラム向けの 28 機の航空機
の発注書と、さらに 102 機の確定注文、および 400 機を超える航空機の意向書
を持っています。これらの注文は、今後 6 ～ 7 年間で 32 億米ドル（４．５兆円）
に相当します。同社はまた、米国空軍と契約を結び、過酷な環境への自動貨物配送
の使用を研究し、さらには最大 8 人の負傷者の死傷者の避難のデモンストレーシ
ョンを行っています。
現在、セイバーウイングは、欧州航空安全局 (EASA) と協力して、航空機の認証
飛行試験を開始しています。最初の 28 機は、2023 年末までに最初の顧客への
配送を開始する予定です。
まとめ
世界には、いろいろなスタートアップ企業があります。このようにニュースに
なる企業もあれば、キティーホーク（昨日の記事）のようにいつしか淘汰され
る企業もあります。
もう１人の最高経営責任者のオリバー・ガロウは、これまで１２機ものＵＡＭ
を開発製造しています。エドにしてもオリバーにしても昔からあきらめずに
研究を進め、今の成功（レーガルＲＧ-１）があります。夢をあきらめない精神
と最高のパートナー（仲間）に出会えることが大切ですね。
それでは今日はこの辺で・・・
またお会いできる日を楽しみにしています。
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