平和のためのLSA

飛行機

皆さんこんにちは!

長期化するロシアとウクライナの戦争。お互いに消耗戦になっています。

弾薬はもとより戦車や戦闘機も底をつき始めています。機械ばかりではなく、人(兵士)

も不足しています。そこで考えられたのがドローを使った近代戦術です。

そのドローンも高価なため、使われたのが無人のLSA(超軽量小型機)です。

ウクライナの超軽量航空機がロシア攻撃に使用

A-22 フォックスバット (クレジット: Aeroprakt)

ウクライナはロシアでの勢力範囲を拡大するため、長距離の一方向攻撃用無人機と

して機能する改造超軽量航空機に目を向けたようです。

オンラインで公開された映像には、後にウクライナ製アエロプラクトA-22フォック

スバットまたはA-32ビクセンウルトラライトと特定された航空機のうちの1機が、

4月2日にタタールスタン共和国アラブーガの工場近くの建物に衝突し爆発する様子

が映っています。

この場所は、ロシアがイランが開発した徘徊兵器シャヘド-136の生産ラインを設置

した場所です。

アラブガでの攻撃は、ロシア当局が報告した2件のウクライナ攻撃のうちの1件です。

もう一発はニジネカムスク近郊の製油所を攻撃しましたが、ロシア通信社タス通信は

後者の攻撃は電子戦システムの使用のおかげで失敗したと報じています。

どちらの遺跡もウクライナ国境から約 1,200 km (745.6 マイル) の場所にあります。

この種の攻撃ではよくあることですが、キエフ当局による攻撃についての正式な承認

は得られていませんが、タス通信は、航空機には「NATO諸国の装備が搭載されてい

た」と報じました。

ウクライナの防空ミサイルを浪費し、民間インフラを攻撃する手段として低コストの

システムが広範に使用されていることを考慮すると、ウクライナがシャヒド無人機を

攻撃したり生産を妨害したりしようとするのは時間の問題だったと思われます。

ウクライナの産業界は、最前線を超えてロシアのインフラを攻撃するための長距離国

産無人機システムの開発を着々と進めており、脅威に対処するためにロシア軍に防空

システムの再配置を強いられる可能性があります。

ロシア防空軍にとって新たなマティアス・ラスト状況と思われる状況において、これ

らの航空機がどのようにして発見されたり迎撃されたりすることなくロシアの内陸地

までこれほどの距離を飛行できたのかについては、依然として疑問が投げかけられる

かもしれません。

1987年5月28日、当時18歳のラストはランス・セスナF172Pを赤の広場とクレムリン

近くのモスクワに着陸させた。

Aeroprakt の Web サイトでは、1,323 ポンドについて説明されています。 A-22 の

最大離陸重量は 500 nm 以上の航続距離を持つのに対し、A-32 の距離は 700 nm

であり、後者の方が攻撃に適したプラットフォームとなる可能性があります。

世界中に大人気なウクライナ製小型飛行機、アエロプラクト

世界中に大人気なウクライナ製小型飛行機

アエロプラクトは小型二席飛行機の企画・製造・販売を行っている。現在は小型飛行機製造社のTOP3に入っており、韓国や台湾等、世界中の40ヵ国に輸出をしている。

歴史

アエロプラクトの始まりは1978年です。当時、サマラにてハルキウ出身ワシール・

ミロシニクが航空クラブを設立しました。そこで製造ではなく、主に展覧会や航空

クラブ会が行っていました。

そのクラブの参加者の一人がユリー・ヤコウレウでした。

アエロプラクトのチーフデザインエンジニアのユリー・ヤコウレウは子供時代から

飛行機に興味を持ち、17歳になった時、サマラ国立航空大学に入学したことで、

飛行機の世界に入りました。三年生の時、自分の飛行機の製造を試みました。

1984-85年にソ連で初めてのジョイスティック制御システムの「アエロプラクト8号」

小型飛行機が完成しました。

1985年にヤコウレウがキーウに引越ししてアントノウ社に勤め始めました。それと

同時に、アエロプラクトのキーウ支店を開設。昼にアントノウ社に大型飛行機を企画

し、夜にアエロプラクトに小型飛行機を企画していました。1991年にヤコウレウは

アントノウ社を辞め、3百万ルーブルの投資を貰い、いくつかのモデルの飛行機を製造

し、ハンガリーに売ったという初めての企業の経験でした。

1995年にUAEの市場に進出。UAEから貰った投資で新しい製造所を買い、整備もアメ

リカ製に改新しました。

信頼性が高く、安定かつ節約的な飛行機

小型飛行機の販売した数にアエロプラクトは世界で二位となった。「アエロプラクト

22号」が一番人気モデルで、アメリカからニュージーランドやフィジーにかけて849

台が売られました。ヤコウレウは製造をできるだけ効率よくと節約的にしたいと考え

ました。この二つの原則を材料(全体金属)にも構造にも影響を及ぼして、アエロプ

ラクトの飛行機は信頼性が高く、安定かつ安価です。ライバル会社の飛行機が€10万

1,600万円)から値段付けていることに対して、アエロプラクトの飛行機は€4,5万

(640~800万円)からになっています。

金属は折れる前に力を吸収し、事故の際に乗員の安全性を高まる。そして、金属は、

コンポジットと違って、紫外線、高温、その他の天候の影響によって引き起こされる

構造変化の影響を受けません。アエロプラクトが製造に使っている金属は航空用アル

ミニウムのみです。それに、離陸距離も着陸距離も短いことおかげで、滑走路が短く

ても使えます。

一番人気のモデルであるA22号が小型飛行機のなかで一番広いキャビンを持っています。

三人の人が余裕のある程のスペースがあり、荷物を運ぶのに十分なスペースを持ってい

ます。

また、アエロプラクトの小型飛行機はアメリカ、ドイツ、チェコ、スペイン、イギリス

の証明証を持っています。

飛行クラブ活動

また、アエロプラクトがナリワイキウカ村に飛行所を持っています。その飛行場は新し

い飛行機をテストするために使用されていると同時に、飛行クラブの活動を行うとこ

ろになっています。クラブでは操縦士の免許を持っている人なら誰でも、飛行機に乗

ることができます。

まとめ

アエロプラクト社のLSAは、コストパフォーマンスがよく丈夫で乗りやすいと評判

です。誰でも飛行することが容易で、飛行機の基本中の基本です。

そんな航空機を、戦争の道具として使用しなければいけないことは、断腸の思いです。

数多くの人が開発製造に関わり、この優れた機体で飛行訓練をした人、自由に空を

飛ぶことを教わった人など多くの思いが詰まる飛行機です。

早期の戦争終結と平和な空が戻り、自由に飛ぶ日が来ることを願います。

 

それでは今日はこの辺で・・・

またお会いできる日を楽しみにしています。

 

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